LaTeXのソースを毎回makeしてる情弱は俺まででいい #OMake

という内なる声を感じたのでブログ書きます.

LaTeXで修論書いてると.auxや.idxや.xbbなどとやたら生成するファイルが多いので,Makefileを書いてmakeでpdfを吐くようにしていました.

別にこれでもいいのですが,論文修正→make投入を何度もやるのめんどいので,もっとスマートな方法がないのかなぁと思って調べていたらOMakeというのがありました.

http://d.hatena.ne.jp/hayamiz/20081208/1228727272

omake -P --verbose

を実行すれば、継続監視ビルド機能によって、texファイルとその依存関係にあるファイルが更新される度に、dvi と pdf ファイルが生成される。かんたん!

なにそれやばい!超便利!

しかもOMakeにはLaTeXソースのビルドを補助する機能が標準で付いているので,単純なLaTeXドキュメントであれば設定は数行で済みます.

もしLaTeXで論文を書いているのならOMakeは試してみるべきツールの一つであると思います.

Ubuntuで使う (12.10)

$ sudo apt-get install omake fam

omake -P を使う場合はFAMが必要なので一緒にインストールします.

Macで使う

OMakeの公式からMac版のバイナリパッケージをダウンロードしてインストールします. Mountain Lionの場合はCtrl+開くでGatekeeperを回避しつつインストールします.

Windowsで使う

OMakeはWindows版バイナリもあるしWindowsでも動くけど私は試してないです.

設定

OMakefileとOMakerootのひな形を生成します.

 $ omake --install

その後,OMakefileをLaTeXソースをビルドするように修正します.OMakeの日本語のドキュメントは http://omake-japanese.sourceforge.jp/ で閲覧できます.

LaTeX向けのOMakefileは http://qiita.com/items/eebbea5574a8ff42f8b2 が完成度が高いので,私はこれをコピペして使っています.

実行

$ omake -P --verbose

あとはファイルを変更する度にPDFができるので,EvinceやPreview.appなどのファイルが変更されると自動で再読み込みする系のアプリで表示しながら作業するとライフチェンジングします.

EmacsでもFlymakeを使えば同様のことはできますが,OMakeを使えばエディタに関係なく継続ビルドができるのがよいですね.